お医者さんの雑学

核兵器禁止条約 賛成

2016.10.29

国連総会第1委員会(軍縮)は、日本時間の28日朝、核兵器禁止条約(核兵器の開発や実験、保有、使用などを全面禁止する条約)制定に向けた交渉を2017年に開始するように求める決議案を賛成多数で採決した。

オーストリアやメキシコなど核兵器を保有しない50ヶ国以上が共同提出し、123ヶ国が賛成し、38ヶ国が反対し、16ヶ国が棄権した。

日本は反対した。

核兵器禁止問題の決議に対し、実効性の無さなどを理由に棄権するケースはあったが、反対に回るのは異例だ。

広島・長崎の被爆者の間には強い憤りが広がり、日本政府を「裏切り行為だ」と批判したとの報道がありました。

唯一の被爆国として先頭に立って核根絶を訴えるべきなのに、核兵器禁止に向けた決議案に日本が反対したとの報道に目を疑いました。

核兵器の非人間性や残忍さを自ら体験した被爆者やそのご家族・ご遺族のことを思うといたたまれません。

つらい体験をし現在もその後遺症に苦しんでいる同胞がいるのに、反対したことを目の当たりにすると情けなくなります。

反対してしまったことは有権者である私達の責任でもあります。

この過ちを謙虚に反省し、深く胸に刻まなければならないと思いました。

(A)