お医者さんの雑学

憲法論議 賛成

2016.10.19

与野党が18日、臨時国会での衆院憲法審査会の再開で一致し、7月の参院選で改憲勢力が衆参の3分の2を上回って以降、初めて憲法論議が動き出すという報道がありました。

強い反戦の心をお持ちの戦争を体験された世代が減り続けています。

憲法について議論するだけで、不戦を誓った9条改正につながり、再び戦火に包まれかねないと危惧することが幅広い憲法論議にブレーキをかけてきました。

議論することが戦争に近づくことではないと願っています。

確かに、国民の大多数が認めている自衛隊を明記することも戦争に一歩近づくことかもしれません。

9条をどう変えても、戦争に近づいてしまうのかもしれません。

当然、憲法について議論するということは、まず主役の9条について議論しなければならないと思います。

戦前戦後の価値観の不整合故に、現代史から目を背けて政治や宗教や思想信条について語ってはいけないような風潮が続き、憲法についても積極的に触れないように過ごしてきたことが多かったような気がしています。

憲法改正を反対とお題目を唱えるだけでこれからも平和な暮らしが続けられるとは限りません。

憲法9条を変えたい人も変えたくない人もどちらとも決めかねている人もそれぞれの意見を出し合って、先入観を持たずに、謙虚に自分と違う主張に耳を傾けることが大切だと思います。

いずれにしても平和のために改憲論議を避けてきた人もそろそろ議論に参加した方が平和のためになりそうです。

戦争放棄の中身も自衛隊の問題も集団的自衛権の問題も正面から議論すべきです。

私の憲法改正についての考え方は稿を改めてCoffee Breakで述べますのでご一読いただければ幸いです。

先生のお考えは?(A)