お医者さんの雑学
国民医療費抑制 反対
2015.10.08厚生労働省は7日、2013年度の国民医療費が前年比2.2%増の40兆610億円だったと発表したとの報道がありまして、7年連続で過去最高を更新し、年代別にみると、一人当たりの医療費は、64才以下では17万7700円ですが、65才以上では72万4500円となっているそうです。
高齢者が増えれば老人は病気になることが多いので、医療費が増えるのは仕方ありません。
この自然増分まで無理に抑えようとすれば、高齢者医療を切り捨てることになります。
また、医療の進歩も医療費が増える要因となっています。
抑制のために、医療技術の進歩を一部の人達だけしか使えないようにする当社ホームページCoffee Breakにある「変える勇気と変えない勇気 混合診療を例に」で述べている混合診療を導入するのなら、「続・変える勇気と変えない勇気 国民皆保険制度」で述べている世界に誇れる国民皆保険制度のもと財力にかかわらず、誰もがほどほど充実した同じ医療を受けることができる平等な社会を維持するために、皆で辛抱した方がいいと思います。
先生のお考えは? (A)